医療情報を見分けるための道具を育てたいと僕は思いました


今、インターネットにつなぎさえすれば、病気や治療の情報から処方された薬の効果や副作用情報まで簡単に手に入ります。でも、インターネットの情報は、新しいものから古いものまで、間違った情報やら誘導広告やらで溢れかえっています。善意の、良質な情報が、悲しくも深く埋もれてしまっていたりします。

今の時代における大きな問題は、大量の情報が目の前にあるにもかかわらず、本当にほしい情報を見つけられないという事実です。僕たちは医療機関や医薬品企業などが出すニュースやホームページが、本当に有益なものもたくさんあるでしょうけれども、広告宣伝にすぎないものもたくさんあることに気づいているはずなのに、でも心を動かされます。

医療だから。僕たちはこの「医療」という言葉に弱いです。長い間、医療情報(治療の手段や治療成績など)は医師と医療従事者の手の中にしかありませんでした。そんなこともあって、医療情報を選別する経験が、僕たちの中に乏しいのかもしれません。医療が宣伝する時代。医療がつぶれる時代。医療がビジネスとなる時代。

僕たちはこの時代の情報と上手に付き合うために、情報を見極めるための比較資料のありかを知っておかなければなりません。そのための道具としてこのHPが役に立つ存在になることを願います。

このHPは今日、オープンです。WORDPRESSというブログシステムを使って組み立てました。たぶん、僕はずっとこういった機会を待っていました。このHPを皮切りに、様々な角度からの濃い医療情報サイトを作ってみたいと思います。